梅雨晴れ間の出会い part6
しおさい林道の植物を紹介するようになってからですが、
数えきれない植物の種類や属性などの「括り」が存在するとしみじみ感じます。
今回は、また異なった括りの表現を知り、正直「かっこいい!」と思いました。
天然林ならではのアカメガシワです。
植生の遷移(森林が形成される過程)のはじめに(裸地)に侵入して定着する
パイオニア植物なのだそうです。
私は単純です。
それを知ってから画像を見ると、一層勇ましく見えてしまいます。
またアカメガシワは、葉と樹皮が生薬や入浴剤として使われ、
若葉は和え物やおひたしなどにできるということで、至れり尽くせりな植物ということを知りました。
こちらもたくましい花です。
両親が南アフリカ産で、耐寒・耐湿に加え繁殖力も旺盛。
全世界で野生化しているとのことです。
続いては、
もうすぐ梅雨明けでしょうか。
能登では、ネムノキの花が咲くことがその便りですが、
いつ明けるのでしょうか…。
撮れた花が潮風で乱れてしまいましたが、綺麗なピンクに染まっていました。
ちなみに、夜になると葉が合わさって閉じて(就眠運動)眠るように見えることから和名が付いたそうです。
また漢字名の「合歓木」は、中国においてネムノキが夫婦円満の象徴とされていることから付いたとのこと。素敵ですね☆
続いては、同じマメ科つながりのご紹介です。
ピンクや紫の2色を持つことからか、英語ではヤマハギを「Lespedeza bicolor」(レスペディーザバイカラー)と呼ぶそうです。
また画像のような色をローズピンクと表していました。鮮やかです。
綺麗な色の集合体で咲く可愛らしい花でも、葉をちぎると臭いかもしれません。
その異臭から名が付いたクサギです。
こちらはボタンクサギとも言われているそうです。
今回の最後は、ナツハゼの実です。
暑〜い夏を乗り越えた秋には、黒く熟し食べられる実になるそうです。
その頃には、綺麗な紅葉も楽しめそうですね。