春本番 開花オンパレード
潮騒の道、しおさい林道は、まさに春本番を迎えています。
あちこちに芽吹きや開花、大小色とりどり。
発見しながら歩いていると視線は、方々に飛んでしまいます。
潮騒の道入り口付近のオオシマザクラとボラ待ち櫓のコラボを楽しめます。
タチツボスミレ 小さなお花畑を林道のあちこち至る所に築いているために、つい踏んでしまいそうです。
モミジイチゴの開花です。林道沿いに白い花をたくさん咲かせています。
サルトリイバラの花芽が葉と葉の間から伸びています。
ヤマブキ 鮮やかな黄色の花です。八重咲きはまだ蕾ですが、豪華な黄色の花道です。
陽当たりの良い林道のようすです。右側の眼下には、穴水湾があり、ときおり潮騒が届きます。
シキミの花です。この木は、結構大きな木で、咲いていた花の多くは、花びらを落としていますが、このようにまだ咲いているものもちらほら見えました。この木の葉をとって、ちぎって匂いを嗅ぐと、線香のにおいがしますよ。因みに、実は毒です。いわゆる、「悪しき実」です。
ヒトツボクロの葉と少し伸びた花茎です。葉の裏は、見事な紫色ですよ。
スダジイの新芽です。萌えいずるような春の勢いというか、雰囲気を感じさせてくれます。
林道にある分岐点です。左奥へ曲がる道と、潮騒の道へ下る階段です。
ヒメアオキの雌花です。下の方には、赤い実がかたまってついています。この木は、雌雄異株で、雌花の花びらの中央は、めしべです。おしべが見当たりません。おしべは、雄花の咲く木で黄色く4本目立ちます。
これが、ヒメアオキの雄花です。花粉を含んだ黄色いヤクが中央付近にくっきり見えますね。
林道の頂上付近にある灯台です。そばのソメイヨシノは、満開でした。ちらほら桜吹雪も起きていました。
灯台のすぐそばでは、ザイフリボク(シデザクラ)が、開花寸前です。楽しみですね。
シデザクラのシデは、神主さんが振る白い紙の四手に見立てた別名のことです。枝に四手が満開になると見事です。
タムシバです。別名ニオイコブシとも呼ばれ、葉を切って切り口の匂いを嗅ぐと芳香があります。キタコブシよりも、葉先の方が少し細く、花数も少なめです。キタコブシが開花時花の下に緑の葉があるのに対して、タムシバはそれがありません。
灯台から林道をずっと下って、潮騒の道に出たところの眺めです。対岸は、能登島です。水族館の白い建物が小さく見えます。左側には、穴水町甲と能登島との間にある「大口」も見えますが、ここからでは、大きく開いた口には見えませんね。
潮騒の道の途中にあるビオトープです。ここには、チョウジソウが移植されています。5月の連休時分が見頃なのではないかな。この湾は、光の当たり具合によっては、時折エメラルドグリーンに輝きます。
これから潮騒の道沿いに彩りを添えてくれる、ユキグニミツバツツジが一部咲き始めました。多くは、まだ蕾の状態ですが、ここは日当たりも良く、気温が高めの一角です。鮮やかな色彩が、目を覚ませてくれるようです。
崖の法面には、なんと、これも早咲きのオオイワカガミも開花し始めていました。次々の開花に、ますます春の勢いを感じますね。
これは、アケビの花です。次の写真と比べてください。このアケビは、葉が5枚の掌状複葉です。次の花は、ミツバアケビで、花の色も濃く、3枚の複葉です。
このミツバアケビとアケビのあいのこにゴヨウアケビというものもあります。また、このしおさい林道には、ムベ(トキワアケビ)も多く存在しています。ちなみに、トキワ(常磐)と付くのは、常緑ということです。落葉せずに年中緑の葉っぱということですね。
潮騒の道沿いにあるヤマザクラです。赤みがかった葉と花が同時に咲く特徴があります。
トウグミの花です。花の付け根にくびれがありますね。
数日後、足を運んでみるとザイフリボクが、満開でした。別名シデザクラの名の通り四手がヒラヒラと風に漂って見えました。素敵な開花です。
ボラ待ち櫓手前にある、ウワミズザクラです。
このウワミズザクラ、樹高20mはある大木です。4月大詰めの今が満開。
シロダモの新葉。特徴的なので、この時期すぐに見つけられます。
サルトリイバラの花です。
イタドリの新葉です。この色は、アントシアニンの色ですかね。
コバノガマズミの蕾です。もうすぐ開花ですね。
こちらは、今開花のミヤマガマズミです。
ミヤマガマズミとユキグニミツバツツジのコラボ。
昨年穴水高校生がつくってくれた看板も設置しました。花も看板も鮮やかですね。
殿様睡蓮の周りに咲く、ハルジョンです。少し首をもたげて、柔らかな白とピンクが目を引きます。
マルバアオダモの花。潮風にあおられて、細やかな花びらが、さらさらと揺らめいていました。