5月のしおさい林道
淡い新緑が膨らんで、陽光がまぶしい潮騒の道です。なめらかなウグイスの鳴き声に混ざって、蝉のつぶやきも聞こえました。寒さともいよいよお別れ、季節は、春から初夏に向かいます。色鮮やかに咲き誇ったユキグニミツバツツジもピークを過ぎ、次々と新たな芽吹きが目立ちます。
入り江に回り込む潮騒の道です。灯台からまっすぐ降りた階段から撮影しました。
林道沿いに、出迎えてくれたのは、チゴユリの群生です。
うつむいて咲くチゴユリを下から撮るのは、ちょっと難しかったですね。
アワブキの蕾です。
イワガラミの蕾です。
タガネソウの葉も一気に増えました。
八重咲きのヤマブキです。
林道階段に咲くコナスビです。
ミツバツチグリの花です。
ササユリの蕾です。5月に入ってすぐなのに、この蕾の膨らみ方を見ても、例年より1週間から10日ほど開花が早いような気がします。
オオバクロモジの花です。
林道から下り階段の向こうに水面が見えます。ときおり潮騒が心地よく響きます。
ウメガサソウの蕾です。開花はやはり、早そうです。
マルバアオダモの花です。細やかな花びらが、風にそよぐと、実に爽やかな感じがします。
殿様睡蓮から見える穴水湾です。この手前側に殿様睡蓮があります。先日草刈りをしたばかりです。2段目の湿地に、昨年と一昨年に移植したチョウジソウが、なんとか育っていますが、年々小さくなっているようで、心配しています。
これは昨年移植したチョウジソウです。こうした株があと7株ほど有りますが、今のところ順調な成長です。しかし一昨年のものは、この半分以下の小さな育ちです。増やしたいと思いながらも、衰退していくようで気にしています。
それから約一週間、5月の中旬です。
上の写真のチョウジソウは、
蕾が少し膨らみました。濃い青色の部分が大きくなっています。
潮騒の道入り口にあるエノキの幹に絡みついているツタウルシです。小さな蕾も見えます。ただ、うっかり触ろうものなら、かぶれるでしょう。
コウゾの雄花序と雌花序です。
タツナミソウの花です。青から紫の色が鮮やかですね。
大きなホオノキの枝先に、白色の大きな花びらが開いて見えます。高すぎてこの花の芳香を嗅ぐことは出来ませんでした。
ヒトツボクロの一葉と花茎です。
二つ並んで蕾をぶら下げているヒトツボクロ。フタツボクロとは、言いませんよね。
入り江の一番奥から見える景色です。山は、淡い新緑に覆われ、一部フジの薄紫が確認できます。
昨年秋に穴水高校生に作ってもらった看板です。映えますね。
そのタニウツギ、今が一番鮮やかな時期かもしれません。別名は、タウエバナ。
林道沿いには、ハナニガナ、シロバナハナニガナ多く見られました。