酷暑のしおさい林道
2023年8月21日
今年の夏は、一体どうなっているのでしょう。毎日日中は、気温35度を超える暑さが続いています。さてこの場所は、潮騒の道入り口近くのボラ待ち櫓付近。結構強い海風が山肌に当たり、木々の表面にへばりついているクズの葉が裏返って白く見えます。それでも涼しいとは感じられないのです。まさに熱風に近いと感じてしまいます。
そんな中、林道に入るとササユリの実が大きく膨らんでいました。葉で作られた栄養分が、どんどん送られて種子が順調に成長しているようです。
陽当たりの良いところでは、センニンソウの花が咲いていました。
センニンソウの花
林道の中、ホウノキが取り囲む休憩場所です。この辺りには、ササユリが毎年少しずつ増えてきているので、とても楽しみにしています。
花が少ない中、階段そばにヤブランの花を見つけました。
同じく階段のそばですが、少し日陰になったところに、ミヤマウズラの花が咲いていました。今年のミヤマウズラは、花茎が早いうちになくなってしまうものが多かったので、これは貴重なものになります。
さらに、日陰になりますが、ヒトツボクロの果実が大きく膨らんでいます。
アカマツの倒木が林道を塞いでいます。直径が30~40cmほどある太いものです。折れた部分は、すぐ脇にある松の途中です。
マツノザイセンチュウによって相当痛めつけられ、弱った状態だったのでしょう。3~4mの高さから、見事に折れてしまっています。チェーンソーで小切り、路肩の方に処理しなければなりませんね。