さわやかな秋晴れの散策
9月は景色の写真からご紹介です。
濃いピンクブロックが続く潮騒の道は、穴水町を代表する眺めの良い観光スポットです。
この日は、絵のような存在感のある雲が能登半島上空を浮遊していました。
潮騒の道から南に望むと、雪渓のない立山がちょうど能登島の上から顔を出していました。
今後は雪化粧が見えてくるのが楽しみです。
では、さわやかなしおさい林道の生物の様子もご紹介です。
淡いこの紫色が、本当に可愛らしい秋の花です。
続いては…
奥の線香花火のような姿がキッコウハグマで、手前の蕾のように見えるのがセンボンヤリです。
キッコウハグマは開花が秋でもうすぐ見れると思いますが、センボンヤリは年に2度花をつけます。
春に白い可愛い花を見れたので、秋は閉鎖花としての姿を見せてくれることでしょう。
2輪とも仲良く秋深まるのを待っているようにも見えます。
また、こちらも秋が開花です。
ウィキペディア先生もこう仰っていました。
スゲ属の大部分は春から初夏に花をつけ、秋に花をつけるのは、この種とその近縁種以外では、アキカサスゲがある程度である。
wikipedia/ナキリスゲ
また、小穂の配列(すべて雄雌性、細い柄がある)なども独特であるため、他の種と見誤ることはまずない。
しかし、近縁種がいくつかあり、それらの区別がやや難しい。
正直、まだ私にとってはカヤツリグサ科などいずれも一緒に見えてしまいますが、学者さんなどミクロの視点を持つ方々にとっては、まだまだ面白い謎が多そうな植物です。
続いては、
秋を醸し出しているこちらです。
周りの枯れゆく葉もアクセントになっています。果実の方に栄養が行っているのだなと分かりますね。
実りといえば、
しおさい林道の代表する木々、スダジイにも変化が見えました。
花に留まる蚊は初めて見たかもしれません。
産卵前には血を吸い、それ以外の主食は花の蜜や草の汁が主食のようですよ。
こちらも、ミクロの視点を教えてくれます。
最後は、
子が増えたコモチシダです。
前回より葉の枯れ具合も見れます。
実は、撮影者も私もこの植物がどんな様子になっていくのかを知りません。そのため、今後もこのコモチシダの様子をお伝えしたいと思います。