紅葉、黄葉いろいろしおさい林道
みなさんこんにちは!
能登の片隅しおさい林道も、秋色真っ盛りです。
またグッと日が短くなりましたね。
能登地方はこれから良い天気が少なくなってくるので、お日様がキレイに紅葉を照らしてくれている間にしおさい林道の様子を見てきました。
まずは、紅葉からご紹介いたします。
色鮮やかに紅葉する植物で知られるツタウルシですが、是非少し離れて見て楽しんでください。葉に漆成分が含まれているため、触れるとひどくかぶれる恐れもあるようです。
また、「高木などの幹に気根を出して巻き付くなどして這い上がり、または日の当たりのよい場所の倒木や岩盤、道路法面のコンクリート擁壁などを這いまわる」、なんとも強かな植物です。(引用:wikipedia/ツタウルシより)
初夏に、白い萼(ガク)が面白いイワガラミでしたが、秋もこのように葉っぱで楽しませてくれます。お隣のコマユミの実とのコラボが素敵ですね!
ちなみに、鮮やかに実るコマユミは、若木のうちから花や赤い実をたくさん吊り下げ、ピンクの果実が割れると鳥が好む赤い種子が現れます。葉も美しく紅葉するので、公園樹や庭木、生け垣として植えられるとのこと。また万葉集に詠まれた歌が11首あり(マユミ)、古くからとても身近にある植物なのだそうです。
続いては、黄葉をご紹介いたします。
(Zanthoxylum & Stachyurus praecox, and Eleutherococcus sciadophylloides)
黄色に照り輝いている葉が、和名「山椒」で知られています。
【「椒」の字には芳しい・辛味の意があり、山の薫り高い辛味の実であることから「山椒」の名が付けられたと考えられる。 学名Zanthoxylumは、黄色い木」の意味で、材が黄色いことから。また、piperitum は「コショウ(胡椒)のような」という意で、実が辛いことからきている。】のだそうです。(wikipedia先生/サンショウより) 隣に寄り添う紅葉は、春に黄色く可愛らしいイヤリングのような花序を付けるキブシです。
そして右の写真は、遠目でもスポットライトを浴びたような輝きを放った、コシアブラの黄葉です。春に美味しい天ぷらにできる、と以前記載したかもしれませんが、秋にも楽しませてくれると改めて気づきました。
続いては、花のご紹介。
out-of-season- Scutellaria indica
湿った苔の絨毯からわざわざ顔を出していたのは、春と勘違いしたタツナミソウです。時期は違えど出たものは仕方ありませんが、何となくヒッソリ咲いている様子にも見えます。
秋の花といえば菊。
今よく見る黄色い秋の花というとセイタカアワダチソウが多いですが、アキノキリンソウは、【かつては里山に囲まれた水田の周辺、ため池の土手などにごく普通に見られた秋草の代表であり、リンドウ等と共に小学校の教科書や絵本などでよく紹介された。しかし、そのような環境の減少や荒廃と共に見られる場所が少なくなり…】(wiki先生/アキノキリンソウ)とのことです。
またこのように朝露を湛えている様子を見れるのは、この先珍しくなってくるかもしれませんね。
最後は若干物寂しい雰囲気になりますが、海水面に漂う落ち葉というのも何ともセンチメンタルですね…。
これらはどこへ流れ、朽ちるのでしょうか? …塩水だからどうねんろ?
皆様のご想像にお任せします。
これから寒い冬に入りますが、また穴水湾から見える立山連峰などの絶景に会えましたら、少しでも投稿したいと思います。